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解説系YouTuberが思いついたことを書きます

「Webサービスを作ってスタートダッシュを決める戦略」を検証


Q&Aなう」というリアルタイムQ&Aサービスを運営しているアタカハジメです。先日「◯◯だけど何か質問ある?」をリリースしたところ、大手ニュースメディアや有名ブログに取り上げて頂き一定の話題を集めることができました。今回は、前回の記事で書いた「Webサービスを作ってスタートダッシュを決める戦略11つ(+番外)」をどのように実践して、どのように結果がでたのか、ということを検証して見ることにします。ちなみに、今回のWebサービスはこのブログを通じて出会った、とある方に企画を持ち込んで実現したサービスです。(私は企画+プロモーションを担当)



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前回の記事内で書いたポイントをかいつまむと、

1.自分自身が有名になる
2.有名人、アルファブロガーに紹介してもらう
3.ブームに乗る、ホットなテーマに取り組む
4.プレスリリース、宣伝可サイトに書き込み、友人・知人に知らせる
5.SEO対策
6.はてなブックマークでホットエントリーを取る
7.自分のWebサービスからユーザーを流す
8.最新の技術を取り入れたサービスを作る
9.コンテストに参加する
10.勉強会や講演会などのイベントやコミュニティに参加する
11.ネーミング、キャッチフレーズにこだわる、秀逸なデザイン
(番外1)サクラを用意する
(番外2)炎上させる

以上の、13項目で、今回実践できたと思うのは、以下の6項目ではないか、と思います。

3.ブームに乗る、ホットなテーマに取り組む
4.プレスリリース、宣伝可サイトに書き込み、友人・知人に知らせる
6.はてなブックマークでホットエントリーを取る
7.自分のWebサービスからユーザーを流す
10.勉強会や講演会などのイベントやコミュニティに参加する
11.ネーミング、キャッチフレーズにこだわる、秀逸なデザイン

ちなみに、「◯◯だけど何か質問ある?」を企画した意図は、Q&Aなう利用ユーザーを増やしたい、という目的とQ&AなうAPIを使うと、こんなこともできるんだよというPRをしたい、ということ2つの目的がありました。もし、Q&AなうAPIに興味が有る方は、下記までメールいただけると嬉しいです。
hajimeataka[at]gmail.com

それでは一つ一つ見ていきたいと思います。


3.ブームに乗る、ホットなテーマに取り組む

去年から今年にかけて世界的なQ&Aブームになっていて、僕が知るかぎりQ&A系サイトは国内だけでも10サービス以上立ち上がっています。ひとくちにQ&Aといっても、Yahoo知恵袋のように質問に回答をつける一般的な形から、SNS的に友だちやつながりを活用したソーシャルでQ&Aを行う形式、あるいは、プロフィールを登録して質問を集める逆Q&A(A&Q形式?)などがあります。「◯◯だけど何か質問ある?」は、特に最近、「ザ・インタビューズ」の登場で話題になっている、逆Q&Aを狙っていました。


4.プレスリリース、宣伝可サイトに書き込み、友人・知人に知らせる

実を言うと、今回のサービスは当初1週間前にリリース日を設定していたのですが、ちょうどその時にSteve Jobsの訃報があり、自粛をしてリリース日を伸ばした経緯があります。リリース日を遅らせたのは、世間全体のムードや話題性を考えたときに、今回は正解だったと思います。リリース前日にGtalk(Gmail)かFacebookにオンラインだった30人ほどにチャットで話しかけて「主」になってもらい、一般公開の時には見栄えがする「主」たちが並んでいる状態にしました。今回は企画時点でソーシャルメディアにバイラルを引き起こす仕掛けがいくつか入っていたので、宣伝可サイトに書きこみなどは書き込みはしませんでした。プレスリリースはリリース時間の1時間後に設定して配信を行いました。


6.はてなブックマークでホットエントリーを取る

リリース直後から、友人・知人がツイッターやFacebookなどで広めてくれたお陰で、新着エントリーからホットエントリーに入ることができました。僕が確認した限り最高で総合ランキングの4〜5位くらいまで上昇し、約2日間にわたってホットエントリーに入ることができたので、Web系のニュース・メディアや有名ブログに多く取り上げて頂きました。感謝の意も込めて、こちらに紹介させて頂きます。

R25
GIGAZINE
ねとラボ
ネタフル
やじうまWatch
ダメだしドットコム
Appbank
僕の見た秩序
まめなはうす
ugnews
everything
パソコン生活応援

現在は1,100を超えるブックマークをしていただきました。はてな社長の近藤さんほかWeb業界で有名な方々が「主」になって、1ユーザーとして真剣にQ&Aをやりとりされていることがバイラルで広がっていたのも大きかったように思います。想定してなかった展開として付け加えておきます。


7.自分のWebサービスからユーザーを流す

◯◯だけど何か質問ある?」は、Q&AなうAPIを利用したWebサービスなので、設計の段階で僕が運営するQ&Aなうに投稿が反映され、そこから自然にユーザーの流入がある仕組みになっていました。こういった投稿系のサービスで一番問題になるのは、投稿しても反応がないとか、そもそも投稿がないといったケースですが、Q&Aなうからの流入が確実だったので、その心配はありませんでした。逆にQ&AなうAPIを利用してなったら、そもそも「主」になったけど誰からも質問がつかない、という状況になってたと思うので、大きなメリットだなぁと実感しています。ちょっと宣伝になってしまいますが、Q&AなうAPIを使うと、8万人以上の参加者と累計500万件近くの投稿があるので、確実なリアクションが期待できます。もしこの記事を呼んでQ&AなうAPIに興味を持ってくれる方がいたらお気軽にご連絡ください。


10.勉強会や講演会などのイベントやコミュニティに参加する

僕は毎週日曜日にパパパパ開発合宿を開催していて、エンジニアやデザイナーの方たちが80名近く参加しているメーリングリストがあります。リリース前夜で、知り合いに30人近く連絡できたのはこの開発合宿のつながりが大きいと感じました。


11.ネーミング、キャッチフレーズにこだわる、秀逸なデザイン

たいていの場合、悩みに悩むWebサービスのネーミングは今回は企画段階からこれで行こう!と決まっていたので、スムーズでした。今回、友人・知人にフィードバックをもらう際に、「パッと見、どんなサービスか分かりましたか?」という項目を立てていたのですが、Web業界の人が多いので、9割以上の方が「すぐに分かった」と答えてくれました。ちなみに、
oodakedo.com というドメイン名は我ながらナイスだと思っているのですが、いかがでしょうか?


パパパパ開発合宿のお誘い

このエントリーを読んでもし自分もWebサービスを作りたい!とやる気が出てきたデザイナーやプログラマー、その他これからWebサービスをつくろうと思っている方、3度の飯よりWebサービスが大好きな”僕ら”と、を開発合宿しませんか?(学生歓迎)先日で第20回を迎えました。
毎週、日曜日(10時〜24時)に都内でWebサービスの開発合宿を行っています。もし、興味がある方がいましたら、@paji_a
hajimeataka[at]gmail.com までお気軽にお問い合わせください。