パパパパ@経営者YouTuberになりました。ビジネス解説「パジちゃんねる」よろしくおねがいします

2020年からは情報発信はYouTubeで行います/インターネットは僕の嫁。スタートアップやブロックチェーンについて

2020年になぜYouTuberになったのか

SNSでオープンにしていることもあり、ありがたいことに会う人会う人からYouTuberになったんですね、と声をかけていただけることが多い。なんで急にと思われているだろうなぁと思いつつ、すぐに本題に入ってお茶を濁してしまうけど、今日は起業する前を振り返りながら、2020年になぜYouTuberになったのか、その理由についてのツイートをしてみました。

 

YouTubeチャンネルを開設、今後はYouTuberとして活動していきます

いつもこのブログを読んでいるみなさまへ

 

5Gもやってくる、ということで、今後は動画を中心に情報発信を続けていきますので、新しく立ち上げた「パジちゃんねる」のチャンネル登録をお願いいたします!

 


リモート会議が捗る5つの神ツール【2020年最新】

 

YouTubeに活動の中心を移そうと思った理由はこちら

 

 

 

【2019年ベストバイ】リモートワークを加速させる『Krisp』は秒で導入すべき

 

Tokyo Otaku Mode(以下、TOM)という海外へ日本のオタク文化を発信している活動をしている安宅です。本日は大晦日ということで、2019年という1年を象徴するようなブログをと考えてまっさきに思い浮かんだのは、「本格的なリモートワークの浸透」ということでした。

 

 

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もともとTOMでは、海外拠点の時差や距離の問題を解決する必要があり、その流れで遠隔地からのプロジェクトに関わりや、東京から地方移住など、数年前からリモートワークにポジティブに取り組んできていました。リモートピザパ(=リモート飲み会)はもちろん、2019年はリモート経営会議やリモート全体定例も定常的に実施してきています。

 

リモートワークを導入していく中で必ず課題にあがってくることのひとつは、『リモートMTG』でしょう。また、会社的にリモートワークへ移行せずともミーティングだけはリモートにしていく、というのも最近ではお互いの移動時間をなくす意味でも重宝されるようになってきていると思います。

 

自宅や決まったスペースでのリモートMTGであれば、一定の環境が整っていてスムーズに行えることも、出先でWi-Fi環境もままならず、周囲にBGMが流れていたり、近くに雑談・雑音が混じってくると通話困難になり、「あぁ、やっぱりリモートMTGなんていいことばかりではないよね」となってしまうものです。

 

2019年はそういったハードモードなMTGを繰り返していた中で、思いがけず画期的なソフトを見つけてしまったので紹介したいと思います。ちなみに、私はリモートMTGは下記の環境で行うことが多いです。

 

・ネットワーク:NURO or テザリングで楽天モバイル (容量オーバーでも1M回線が◎)

・デバイス:MBA or iPhone + AirPods Pro(ノイズキャンセル)

・ビデオ通話:Zoom(画面共有でアジェンダなどを映す)

・アジェンダ:Trello(チケットベースで進行/議事録記載)

・音声補助ソフト:Krisp ←一言で「神ソフト」2019年ベストバイ

 

2019年のベストバイであると断言できるのが、音声補助ソフトの「Krisp」です。かんたんにいうと、AI活用のノイズキャンセリングで、話者の声以外の雑談・雑音がほぼ聞こえなくなるスグレモノ。カフェのBGMや隣にいる大声で話している人の声なども、大げさにいえば無音になって、MTG中の人たちだけの声が本当にクリアに聞こえるようになります。

 

例えるなら、

Krispない → ウォシュレットなしのトイレ

Krispあり → ウォシュレットありのトイレ

くらいの差であり、

 

Krispない → 分煙されていない飲み屋

Krispあり → 禁煙の飲み屋

一度慣れてしまうと、もう・・・戻れない。

 

Krispを起動していない?と聞いたときの正解率ほぼ100%といえば、その効果のほどが伝わるでしょうか。

 

このレベルでリモートMTGが劇的にクリアに聞こえるようになるので、リモートワークが大きく捗ることうけあいです。Krispを活用したリモートMTGがデフォルトになる → 社会にリモートワークがより浸透する → 無駄な通勤時間や満員電車のストレスが減る → 浮いた時間でより豊かな時間に → 人類がみなハッピーに。

 

やばい、控えめに言って最高のソフトです。

まじめに Zoom社は早く買収してしまって無料にすべき案件とさえ思います。

 

上記であげた5点セットを使っていると、だんだん既成概念が崩れてきている自分がいて、「今後、KrispはリモートMTGに参加するときのエチケット」「隣に座っている人もあえて遠くに離してリモートMTGしたほうが聞こえやすい」「5G時代はずっとリモートMTG状態にしておいたほうが騒がしいところで声を張らずとも会話できるから便利」などと妄想が膨らんできます。

 

公式サイトによると近いうちにスマホ対応版も発売になるということなので、AirPods Proのノイズキャンセリングの最強の組み合わせを試すのがいまから楽しみでなりません。

 

興味が出てきた方はこちから試用期間は無料でダウンロードできます。

https://krisp.ai/

 

2019年もありがとうございました、2020年もどうぞよろしくお願いいたします!

「稼ぐヤツが偉い」から「社会を良くするヤツが偉くて稼げる」へ。トークンエコノミーが社会にもたらす10の可能性

ブロックチェーンの有力な活用方法のひとつとして期待される「トークンエコノミー」について、先日、国内外の企業と有識者が集まるイベント『b.tokyo』で登壇の機会をいただき、パネルディスカッションに参加してきました。

 

パネルで話しているうちに、色々とあれもこれも考えが出てきてしまって、話尽くせなかったこともあり、せっかくなので頭の整理も兼ねて、記憶が新しいうちに書き出してみようと思います。


・・・

 

トークンエコノミーが社会にもたらす10の可能性

 

インターネットで情報の移転がなめらかになったのと同じように、ブロックチェーンによって価値の移転もなめらかになっていくという前提に立つと、トークンエコノミーとは、『インターネット上に価値が紐付いた経済圏ができあがる』ということだと思います。

 

トークンエコノミーのモデルとしては、身近な例でいうと商店街がわかりやすいかもしれません。商店街で魚屋さん、お米屋さん、洋服屋さんといったお店ごとに人々に必要なサービスを提供して、魚屋さんは魚を売ったお金でお米や洋服を手に入れられる、そこで支払われたお金でお米屋さんは魚を買うことができる、といった人々の活動を通して、経済の循環が行われていくイメージです。

 

これまでそうした経済圏をインターネットを介して作り出すことは価値の移転をセットにするとさまざまなボトルネックがあり難しかったのですが、ブロックチェーンが広まるにつれ、そうしたボトルネックが解消され、徐々にトークンエコノミーの成功事例が出てきています。

 

トークンエコノミーが社会にもたらす可能性の中で、特に重要と思われることを列挙してみます。

 

  1. 事業やサービスをはじめる時に必須となる「資金調達」の領域に革命が起こり、トークンを通じて世界中の人々から資金調達が気軽にできるようになる、ICO・IEO・STO、さらにNFT(Non Fungible Token)を用いてクラウドセールを行う新しい調達方法も出てきている。いわばトークンエコノミーの発祥の地となるエリア。革命的であるがゆえさまざな課題が噴出したため、法整備などの対応が進んできている状況

  2. 参画するプレイヤーへのインセンティブ設計によって、例えば、大企業の肩に乗って事業を一気にスケールさせたり、これまでにないような熱量を持ったファンコミュニティの創造が可能となる。パートナーとの強力な共創関係をつくり出すことで、資金力やリソースのないスタートアップでも爆発的な成長を生み出し、これまでの常識では考えられなかったスピードでユニコーン以上の成功をつかむ企業が出てきている。実際にイーサリアムは4年で2兆円規模の時価総額を実現してしまった

  3. トークンを用いてストックオプションのような報酬設計が容易に行える。コミュニティやサービスの成功を参加者全体に還元でき、それにより、コミュニティを自発的に盛り上げる個人や、事業上シナジーがある会社を営業したり、自主的にイベントを開催するといった、熱狂的な活動が生まれる。SNSが発達した現代において、もっともマーケティングチャネルとしてエンゲージの強いファン主体の口コミを(サービス主体視点で)コスト負担なしで誘引できる。そもそもが参加する全員がファンであり、ステークスホルダーという、消費者と提供者という枠組みが融合したファンと企業の新しい関わり合いに発展させられる

  4. ビットコインのように、『運営』が存在しない(=中央がいない)サービスを実現できる。コミュニティにいるファンや企業など、関わるみんなで日々の運営を行い、サービスの維持・発展を推し進めていくことができる。例えば、フリマアプリを運営する時に必要な「運用」「開発」などを利用者自身に行ってもらうことで、『運営』が存在せず、余計な手数料を抜かれたり、コミュニティの意思が尊重されるような方針になりやすいなど、これまでになかったサービスの発展に繋がる。法人の垣根がとけていき、ひいては人々の働き方がより柔軟かつなめらかになる

  5. クラウドファンディングの仕組みがアップデートされる。これまでのクラウドファンディングがリワードの「消費」だとしたら、支援が投資になるようにリワードに「資産性」を帯びさせることができる

  6. みんながストックオプションのようなトークンの所有者となることで、参加者のコミットが高まり、コミュニティの意思が尊重されるようになる。そうすると、金銭的価値を生み出す活動だけでなく、人々に共感を与えるより本質的な活動ができるキッカケになる。これまでなら金銭的リターンがなく、企業や個人として取り組めなかった活動でも、そのコミニュティが是と認められるなら、そこに経済的価値が紐づくため、より人々のための活動が評価され、その活動によって生活ができるようになる

  7. 所属したい”国家(=コミュニティ)”を選べる時代になる。共通の価値観を持ったインターネットで共通の価値観を持つ人々が集まる”国家”に複数所属できる。生まれた時に所属する国が決まっているのはまるで「士農工商」のように不自由な社会であり、よりよい社会へアップデートされる

  8. 少子高齢化の日本のように、福祉や医療に税金を使われすぎると、未来ある若者にお金が回ってこない。共通の価値観を持つ人々が集まれば、”税金”が自分自身と同じ価値観で使われていくのでよりハッピーな社会が訪れる

  9. 起業家視点では、エクイティを汚さない調達手段となりえる。議決権を紐づけない形での調達が可能となる。また、2019年10月時点では日本国内でNFTによるクラウドセールを実施するには良い環境にある

  10. 非中央集権的な仕組みを突き詰めていくと、例えば、議会や投票をみんなで決めてスマートコントラクトに実装し、みんなが支持するルールに則って、コミュニティの意思決定がなされる。また、時代にそぐわないルールになったらそのルール自体も全体の意思で変更可能な仕組みも作れ、恒久的に運営できる。これが実現することにより、「人の下に人を作らない」、みんなが支持するシステムの元に「人は平等」になりうる

トークンエコノミーという言葉があまり馴染みがないこともあり、トークンエコノミーと聞いても、定義が広いふたつの言葉が組み合わさって、人が考えるイメージもバラバラな気がしています。ただ、トークンエコノミーが社会の何を変えてくれそうか、ということはブロックチェーンのプロダクトを作りながら見えてきたことも多く、こちらにまとめてみました。

 

私自身も株式の世界のスタートアップに身を置いている立場でありつつ、資本主義社会において、人々や企業はどう社会に貢献するべきか、という視点で物事を考えたときに、いまの既存の仕組みがベターではあれこそベストではないと感じます。

 

例えば、社会にとって人々の経済格差が広がることは、社会秩序を不安定にさせ、巡り巡って豊かさを享受している人々にも大きな影響を与えることは、人類の歴史を振り返ってみてもよく理解されているところだと思います。

 

そんな中、株式市場における資本家の要請は、出資している企業の短期的な利益追求であり、市場での評価もそうした企業や経営が称賛される風土ができあがってしまっています。

 

企業が将来にわたって発展していくための資本や利潤を生み出すことで、研究開発や先行投資につながり、次のよりよいサービスが生まれるエコシステムが循環されていくため、利益の追求それ自体は否定されるものではないことは明白です。

 

ただ、そうした強い企業によって過度な利益追求がなされた場合、業界構造として苦しむ企業や個人を増やしてしまったり、それに付随する労働者の豊かさを搾取している可能性さえあります。

 

また、それが長期間にわたると社会格差を広げるひいてはそうした豊かさを享受している会社や関係者に影響を及ぼすとしたら、いまの社会制度そのものを改善されていくことは、(仮に短期的に企業の利潤が減ったとしても)よりよい社会の実現に繋がっていくはずです。

 

こうした一部の会社が生み出した利潤が、これまでは還元されなかったもっと幅広い人々に還元することができるトークンエコノミーの考えは、中・長期視点で考えたときに、よりよい社会にしてくれる力強いパートナーになりえるのでは、と思います。

 

また、これまでの資本主義的価値観においては、社会にとって良い活動をしたとしても、金銭的リターンがないからと人々にとって本当に価値あるサービスが提供できなかったことも、コミニュティ単位でその活動が是とされることであれば、その本質的かつ社会にとって真に役立つ貢献を続けることを、金銭的リターンを紐づけで活動できるようになり、そしてそうした活動をしている人こそ称賛される本当のより良い社会が実現されると思います。

 

一言で言えば、これまでの「稼ぐヤツが偉い」社会から、「社会を良くするヤツが偉くて稼げる」に変わる、ということです。これって超気持ちいいですよね。

 

こと日本においても、いわゆる勝ち組・負け組の社会格差が広がっていることは、社会制度の新たなアップデートが必要になってきていると私は考えています。ここ最近の事件は「炭鉱のカナリア」なのではと危惧し、先日記事を書きました。

https://note.mu/hajimeataka/n/ned25740c6a63

 

トークンエコノミーの拡大と浸透が、人々の社会格差を縮めてくれることを期待せずにはいられないのです。



なぜブロックチェーンなのか?スタートアップ界隈で知っておきたい5つのこと

Tokyo Otaku Modeという海外へ日本のオタク文化を発信している活動をしている安宅です。先日から、有安さんが立ち上げたスタートアップの起業家が集まるLINEグループ「スタートアップ界隈」に参加させていただいています。つい最近、ブロックチェーンの活用について質問があったので回答しようと思ったのですが、いつも通り長くなるのでブログの記事にして答えてみようと思います。

 

 

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1. オンライン完結ビジネスのリベンジマッチがはじまっている

ざっくりいってしまうと、インターネットビジネスがスタートアップでも大きく台頭できていたのは、オンラインで完結するビジネスであれば、恐ろしいほどスピーディーに世界中に広げていくことができる恵まれた環境下で、初期コストもかからず、かつ少人数であっても知的生産性中心に勝負できていたからです。

ところがインターネットが実用化してから20年経ち、近年のスタートアップはオンライン完結のビジネスはもうやり尽くされていて、IT系スタートアップといえども「オフライン」も組み合わせてビジネスをしていくフェーズ、もしくはほぼ中身はオフラインビジネスで”側だけオンライン”というスタートアップも少なくない状況にあります。これはこれでなかなかGAFAを超えるようなスケーラビリティを持つサービスが生まれづらい成熟段階になってしまったともいえます。

ところが、ブロックチェーンを活用をすると、勝者がほぼ確定しているオンライン完結のビジネスをもう一周やり直すこと、あるいはいまからでもGAFAに対抗ができるのではという期待が出てきているのです。「ソーシャル」の概念が生まれた時に、FacebookやInstagramが出現したり、ソーシャルゲームといった新しいジャンルが切り開かれたように、まだ新しい技術であるブロックチェーンでオンライン完結ビジネスの”リベンジマッチ”がいま行われようとしています。

 

 

2. ユニコーンを遥かに凌ぐ企業が生まれてきている

スタートアップ起業家の視点に立つと、企業価値が1,000億円超えの事業を作ること、いわゆるユニコーン企業になることがひとつの目標としている起業家も少なくないと思います。

企業価値の観点でいえば、日本国内ではビットフライヤー、リキッドなどの取引所はすでにユニコーンに到達していると言われていますし、その決算公告には驚くべき数値が並んでいますが、これはまだまだ序の口です。ブロックチェーン業界内でもっとも衝撃的な企業は約1年でドイツ銀行を超える利益を叩き出した世界最大の取引所バイナンスであり、ブロックチェーンを活用してトラストレスで「資金調達」を行えるようにしてしまったイーサリアムです。

特に、イーサリアムは2015年の開始からわずか4年で時価総額は2兆円超えを果たし、ユニコーンを20倍の価値をわずか4年で成し遂げてしまいました(個人的に時価総額の話ばかりでためらわれるのですが、数値で社会的インパクトを示す上で理解しやすいためこうして書いています)。イーサリアムは『世界中の価値の移転』という重要な機能を担っていることに加えて、ブロックチェーンだからこそできた、企業の枠を超えた共創モデルになっていることがこの短期間の間にありえないほどの成長を果たした要因になっています。ブロックチェーンを活用すると、1社のためでなく、コミュニティ全体のための非中央集権的な設計ができ、大企業やスタートアップや個人などすべての力を同じ方向に結集させて、スタートアップ1社ではとても実現できないスピーディーかつパワフルな事業成長を描けることが、イーサリアムの出現によって証明されているのです。

ちなみに、ここでいう時価総額はイーサリアムのトークン全体の価値なので、イーサリアムを運用するイーサリアム財団の時価総額とは一致していない(見積もれていない)ということを付記しておきます。

 

 

3. デッド/エクイティに次ぐ第3の選択肢=トークンによる調達

スタートアップでは、事業やプロジェクトは資金調達なしには語れません。これまでの歴史上、その調達方法は、基本的には「株式(エクイティ)」「デッド(借入)」のふたつしかありませんでした。そこに突如として現れたのが、ブロックチェーンを使った「トークン」による調達です。「トークンによる調達?」といってもイメージが湧きづらいかと思いますので、ざっくり説明すると、「ブロックチェーン上に誰も改ざんできない株券のようなものを誰でも発行できるようになり、世界中の誰でも売買が可能になってしまった」ということです。

そして、前述のイーサリアムは、「事業やスタートアップを興すときに必要な『資金調達』をトークンで簡単にできるようにしてしまった」のです。すでに数千億円以上の調達がイーサリアムを通して行われています。(資金調達以外の使い道もたくさんありますが)その社会的インパクトがこの時価総額にあらわれているのです。トークンで資金調達するときに必ずイーサリアムが必要になる構造になっているため、いわば国家や金融機関なしで株式の仕組みを作って運用されてしまっているということです。

日本国内におけるトークン(NFT含む)による資金調達というのも、すでに成功例がいくつも出てきており、直近ではクリプトスペルズがスタートアップの資金調達にはとても有意義なものになっています。この記事 は資金調達を検討されている方は目を通しておくと、新しい世界が開けると思います。

スタートアップの起業家にとってエクイティとならぶ新たな資金調達の仕組みができ、かつ資本主義のルールにおいて、投資した側が経営や事業に対してガバナンスを効かせられる(口をはさめる)というのは、ビジネスにもよりますがメリデメが確実に存在します。その選択肢を知らないまま起業して、「こんなことになるなんて」と数年後に後悔するより、いままさに目の前で起こっている世界の資金調達の情勢をしっかり把握し、資本政策という大事な意思決定をできることにこしたことはありません。トークン(NFT含む)は2015年から急に生まれた第3の選択肢なので、耳慣れないかもしれませんが、知っておいて損はないことだと思います。

 

 

4. トークン活用でサービスの作り方が変わる

価値を移転させることが気軽にできる『トークンエコノミー』の世界では、事業やビジネスの成功がトークンの価値を上げることになるため、そこに参加するいち利用者も事業やサービスの成功を願うようになり、特にSNSやイベントなどを通じて有志が自発的に事業やサービスを草の根的盛り上げを行なってくれるようになります。これらはいわば、スタートアップでいうストックオプションを、社員だけでなく、利用者にも配ることができることを意味していて、個々人が自然と自社サービスを盛り上げてくれるような共犯関係を作りやすくなります。

また、利用者もトークンを通じて「ステークホルダー」になることで、より利用者にフレンドリーなサービスが生まれることも期待されます。例えば、中毒性の高いゲームを作ったとしても、やりすぎて健康被害が出るようなサービスとなると利用者は反対の意思を表明するはずです。利用者も含めて全員がステークホルダーとなることで、サービスに関わるみんなが同じ方向を向いた意思決定が促されるのです。より良い社会の実現のための有力な手段になると考えられています。

 

 

5. 現実からバーチャルへ価値が流れ込むのはこれから

インターネットの情報には(コピーがゼロ円でできてしまうから)価値がつけられず、現実世界と比べても、例えばデジタルで描かれた絵でも画集として紙で販売すると1,000円の価値がつくのに、デジタル画像だと1,000円の価値が出しづらい、という現象が起こっていました。

そう考えると、現実世界の価値がインターネットの中へ価値移転がほとんどなされてこなかった、ということに気づかされるでしょう。(価値の移転ができないインターネットが当たり前になりすぎて、そうした重要な事実にも気づけないくらいになってしまっていますが)。考えてみれば、有名イラストレーターの絵が、紙で販売する時に価値があって、バーチャルになると価値がゼロに近づくというのは不自然だったのです。

ところが、ブロックチェーンを使うと、いままで価値がゼロだったインターネット上の情報に価値をつけることができます。(詳しいシステムの話はここでは省きますが、)ビットコインもそのデータを辿ればただの英数字の一行に過ぎないのにも関わらず、1枚100万円近くの価値がついているということが、その証明です。みんなで監視し合うことで、みんなで信頼を担保しあっているのです。

インターネットが生まれて、バーチャル世界で過ごす時間が急激に増えていっています。ひとりの人間として現実での世界と同等かそれ以上の生活時間をバーチャル世界で過ごすとしたら、そこに現実世界でいう「家」や「服」や「絵」など「衣食住」などで現実世界では価値がついているものを揃えていくことはなんら不思議ではありません。ただ、これまではそうしたバーチャル世界にはコピーができて価値がつけづらかったため、価値をつけずに流通させてしまっていただけで、今後はこうしたデジタル上のものにも価値がついて資産性も帯びさせることができます。

デジタルで創作したものに価値がつきだすと、これまで現実世界で価値を売買していた世界がバーチャルへも展開されて、現実世界からバーチャルへの流れは今後止まらなくなるでしょう。紙幣がデジタル通貨へ、創作物がデジタルへ、バーチャル世界の「衣食住」もデジタルで価値を持ち、そしてそのときに資産性を帯びさせることができたら……。バーチャル世界の限定のフェラーリが世界に1つだけと証明して、仮に1億円しても資産性を帯びて1億円以上の価値を持ち続ける、なんてこともブロックチェーンによって実現できてしまうのです。

現実世界からバーチャルな世界への価値移転はまだこれから始まるところです。現実に価値があると思われているあらゆるモノがバーチャル上でも価値を持ち出す時、私たちが見てきたインターネットはまったく別のなにかに変わっていくのだと真剣に考えています。

 

 

以上なにかのお役に立てましたら幸いです。ブロックチェーンがより良い社会の手段になることを願っています。

 

最近は、Tokyo Honyaku Questというサービスをリリースしたりしています。舞台裏のブログもよろしければご覧ください。Twitterアカウントはこちらです、よろしければフォローしてください!感想など@付きで送っていただけると励みになります。