Tokyo Otaku Modeの安宅です。先日、とあるメンバーから「
言われてみれば、
はじめに
「メール」
もし、あなたが、メールの対応が遅い&苦手だと思っているならば、これまでの
ちなみに、この内容の通りに実践すると、たぶん、
- 届いたメールに対して、即時返信、
即時対応できるようになります - メールで得られる情報が増え、
チームや会社全体を把握することができます - 全体を把握することで、
いま自分が何のために動いているか、目的が明確になりま す - 忙しいときでも、
自分に与えられたタスクを忘れることがなくなります - 自分が抱えているタスクが明確になり、
いま何をすればいいかが分かります - 新しいタスクを振られたときに、
自分があとどれくらい余力があるか分かります - 相手が忘れているタスクに気づけ、タスクの放置が減ります
ただし、これを完璧に実践するには、
- タスク管理はGmailとGoogleカレンダーだけに集約す
る - メールの未読は0件にキープし、
その状態でタスク管理している作業を進める - 自宅にいるときも、スマートフォンなどで、夜寝る直前まで&
朝起きたらすぐにメールをチェックする - 休日でも空いた時間にメールをチェックする
- 相手に確実に伝わる文章テクニックを磨く
- シンプルな文章を心がけ、素早くメールを書く。
1つのメールに掛ける時間は1分以内を目安に - 長文メールは書かない。内容が多い場合は、
箇条書きにして、口頭で補足する - メールを送る相手と関係値を作ることで、
簡潔なメールのやりとりで済ませるようにする
ちなみに、今回の記事はGmailとGoogleカレンダーを中
まずは、メールを受け取った時の流れを把握しましょう。
- メールの仕分け
- メールの閲覧
- メールの内容によって、メール返信 / タスク化
毎日届くメールをGmailのフィルタ+
基本的な仕事の進め方はこれだけです。メール以外の経由からタスクになったものは、自分宛てにやるべきタスクをメールで送って、スターを付けておき、スター一覧には、あなたがするべきタスクをすべて並べましょう。
タスク管理は人によってすでに色々なツールを使っていると思いますが、僕が推奨するのはGmailとGoogleカレンダーの2つだけに集約する方法です(メンバーと情報共有が必要なプロジェクトの進捗管理は別にしています)。
ここから先は、各項目で細かい設定やテクニックを紹介します。単に時間短縮をするだけでなく、ミスを防ぐための工夫をしつつ、
Gmail設定編
まずはGmailを以下のように設定しましょう。
1. 受信時のアラートはオフにする
メール受信のアラートはGmailの便利機能の1つですが、
2. 全員返信をデフォルトに設定する
情報共有の意味でも、CCに入っているメンバーにも常に返信をするように心がけましょ
3. デフォルトの送信元を仕事のアドレスにする
スタートアップで働いていると、プライベートよりも
4. ショートカットコマンドをつかう
パソコン操作に慣れてくると、
「K」「J」でメールの次前移動、「Tab+Enter」
「設定」→「全般」→「キーボード ショートカット」をONにすると、ショートカットコマンドが使え
ショートカットコマンドの一覧はこちら → https://support.google.com/
5. メール作成は「フルスクリーンをデフォルト」にする
Gmailの場合、デフォルト設定では画面の右端でメール作成することになりますが、視点の中心にないので、メール文章が作りづらいです。しかも、文章を書いている時にメールの一覧など余計な情報が目に入るのも、良い環境とは言えません。メール作成に集中できる環境を整えていきましょう。
「メール作成」→メール作成画面の右下の「▼」→「
6. 二段階認証ログインにしてセキュリティを向上させる
二段階認証ログインはセキュリティ上、必ず設定しておきましょう。
二段階認証ログインの設定はこちら → https://www.google.com/
上記ページから「使ってみる」→「設定を開始」から設定します。電話で確認が取れた特定のPCからのみログインすることが可能になるので、セキュリテ
7. 重要マーク機能は使わない
重要マーク機能は、天下のGoogleと言えども精度がいまいちで
この機能に頼っていると、
8. ソーシャルタブ、プロモーションタブは外す
こちらも精度がいまいちなので、「設定」
9. 1ページの表示数を100件にする
メール表示件数を「設定」→「全般」→
10. フィルタ+ラベル機能を最大限活用、整理する
フィルタ+ラベル機能こそ、メール仕分けの最強の武器です。Tokyo Otaku Modeではプロジェクトやチームごとにメーリングリストが分かれているので、それにしたがってフィルタとラベルを設定しています。
11. 閲覧不要なメールは早めにフィルタす る
定期的に届くメールの中で、閲覧すら不要なメールは、なるべく早くフィルタするようにします。送信元、件名、宛先などで絞り込み、メールが届いた時点で既読にしまし
12. ラベルは一画面に収まるようにする
スクロールしないと未読メールが見られないとしたら、下の方に
ちなみに、参考までに僕のラベルを公開します。スター付き、
13. 迷惑メールも確認する
Gmailは迷惑メールフィルタの精度は非常に高いのですが、100%の精度ではないので、通常のメールが迷惑メールに
例えば、相手が添付ファイル付きのメールや、普段使わないメールに切り替えて送ってきた
14. 送信取り消し設定を行う
メールを送った後に、内容の不備に気づくことはとても多いと思います。そんなミスを減らすために、この設定をしておきましょう。
「設定」→「Labs」の項目から「送信取り消し」
15. メールの署名は定期的にアップデートする
自分の会社の情報は常に最新に。例えば、直近のリリース情報をメールの署名欄に加えておくと、クライアントの目に留まって話が発展することがあります。情報が古いままだと、伝えたいアップデートを相手に届けるせっかくのチャンスを失うばかりか、住所や内容に間違いがあると、クライアントや相手を不安にさせてしまいます。
16. Google IMEを使う
文章作成の効率化のため、Google IMEはマストで使いたいアプリです。特に、よく使う固有名詞がサジェストされる機能を活用すると、入力スピードと正確性があがります。
Google IMEはこちら → http://www.google.co.jp/ime/
17. メールをワンクリックで見られるようにブラウザのバーのブックマークに
ブックマークバーですぐにGmailやGoogleカレンダーにアクセスできるようにしておきましょう。ブックマーク名はあえて「からっぽ」にしておいて、アイコンで判別できるようにしておくと、バーに設定できる数が増えます。また、ブックマークは必要以上に増やさないことをおすすめします。
バーに収まりきらない場合は、
18. スマートフォンのデフォルトのメーラーは使わない
スマートフォンにデフォルトでインストールされているメーラーは
閲覧/送信/返信編
素早くメールを閲覧するコツや、テキパキと送信、
19. メールの仕分けを瞬時に行う
届いたメールは素早く仕分けしましょう。ラベルごとに「K」「J」ショートカットを使って、次々とメールを見ていきます。
件名や内容を流し読みして(目安はメールの件名で2秒、
- 内容を把握しておけばいいもの
- 返信する必要があるもの
- 作業する必要があるもの
- 無関係のもの
上記にざっくり分けます。この中の「返信する必要があるもの」と「
20. スマートフォンからメールを閲覧、返信、仕分けする
スマートフォンからも常にメールを確認するようにすると、
個人的には、スマートフォンだと、
21. 件名を工夫する
メールの件名は、相手がメール内容を理解しやすいように、分かりやすいものにしましょう。件名で相手が何をすればいいかが明確だと、
例えば、件名に「【要返信】」と入っていたら、
送る相手によりますが、
件名だけで伝える場合は、件名の終わりにEOM(End Of Message = 「メッセージの終わり」という意味)をつけると、相手に本文を読ませなくて済むので、より親切です。
22. メールを送る前に相手がそのメールを読んで理解できるかを確認 する
メールを送信する前に、「送られる相手になりきって内容を確認する」ことを実践すると、スムーズなコミュニケーションができるようになります。その内容や言い回しで相手が理解できるのか、紛らわしい表現になっていないか、何を返信すればいいかが明確になっているかなど、相手の立場になって考えることで初めて
相手の知識・スキル・状況・
23. 添付ファイルを送るときはPDFかJPEG/PNG
添付ファイル付きのメールは、OSによって指定したファイルが開かないなど、
24. そもそも添付ファイルはなるべく使わない
添付ファイル付きのメールは、
添付ファイルの代わりに、
25. 長いURLは必ず短縮URLで送る
本文にURLを入れてメールを送る場面はとても多いと思います。ただ、URLが長いと、
長いURLはURL短縮ツールを使って送るようにしましょう。おすすめはBitlyのChromeエクステンション。独自ドメインを設定でき、ワンクリックでURLを短縮できるので、とても便利です。
ChromeエクステンションのBitlyはこちら → http://t-otaku-m.com/of7s1P
26. メール作成の目安は1分
メールの作成は、内容が決まっていれば、文章を作る
素早く作成するコツは、とにかく集中すること。 また、メールの文面はできるだけシンプルにして内容を理解してもらうことが重要です。そして、シンプルな中にも一行はポジティブな感情を込めると良いメールに仕上がります。 相手が受け取って、
文章を素早く組み立てることは、ビジネススキルの基本です。 普段から文章を読んだり、文章を書くように心がけると、文章作成のスピードが上がっていきます。 感覚的には、メール文章の作成中は、
27. メールテンプレートが作成時間短縮の秘訣
似たようなメールの内容を複数人に送ったり、毎回、
そのメールの文章が後から使い回しできるものであれば、
28. メールテキストにも、デザインがあることを認識する
まったく同じ文章でも、
読む人が読みやすい「デザイン」に整えてあげることで、相手にメールの内容を理解してもらえるかどうかが大きく変わります。 メールを送るときは、「読む相手」がいることを意識することが大事です。
改行やスペースの位置、文字の折り返しのタイミング、
29. 誤字、脱字は誤解の元、メール文章は推敲してから送る
誤字、脱字、漢字の間違いなどは、教養やマナー、その人の
あなたが、どこかの業者に発注する立場で、
30. 未来の自分が検索できる検索キーワードを付ける
Gmailが素晴らしいのは、メーラーとしての使いやすさに加えて、Googleの検索機能が備わっているところです。自分宛てにアイディアメモや業務に関連する情報を送っておくと、一種のノウハウ・データベースとして有効活用できます。そして、未来の自分が忘れないように、あとから検索するであろうキーワードを付けて、蓄積しておくことがポイントです。
人間の記憶領域は少ないので、今すぐに必要でない情報は後から見られるようにしておけばいいのです。覚えておかなければいけない情報を少なくしてあげる(=検索キーワードだけを覚えておけばいいようにしておく)ことで、今行うべき目の前の作業に専念しやすくなります。
31. 信頼関係を築き、メールは最小限の内容に
メールだけに限らないですが、ビジネスにおいては、関係者と普段から信頼関係を築いていこうとする姿勢がとても大事です。
社内だけでなく、例え社外の相手でも、信頼関係のもと、
32. 長文メールはお互いの時間のムダ
仕事上のやりとりで、長文メールは「悪」といってもいい存在です。
長い時間にわたって文章を考えたり、構成を考えたりするだけで時間は掛かりますし、推敲するときも大変です。読む相手にも時間を掛けるので、チームや会社にとっても、時間的なコ
スピード命のスタートアップにおいては、いかに短い時間で、自分が伝えたい情報を簡潔に伝えられるかが大事であり、そういう観点からも長文メールは避けるべきです。 どうしても長文メールになる場合は、要点をまとめて箇条書きにし、口頭でフォローしましょう。
33. チームや組織に応じた正しい宛先に送る
メールの宛先は組織図にしたがって送りましょう。 チームや会社という組織で動いているので、
ちなみに、複数人に送るとき、メールの宛先は適当に並べないようにしましょう。特に社外に対しては、
34. FYIを活用する
FYIとは、For Your Information、つまり「参考までに」という意味です。 相手に読んでおいたほうが良いかもくらいのメールは、
35. htmlメールは必要な場面以外は使わない
htmlメールはメーラーによっては、
ちなみに、画像を埋め込んでデザインを確認してもらいたいときなどは、htmlメールは有用です。htmlメールのメリット・デメリットを理解して、場面に応じて使い分けたり、メールを送る相手への思いやりが、
36. メールを送った=相手が確認した、ではない
メールでのミスコミニケーションの1つに、
37. 返信は必ず自分で終わるようにする
メールはLINEのように相手が既読/
タスク編
タスクはGmailのスター一覧とGoogleカレンダーで管理する前提で、ポイントをまとめています。
38. メールがタスクを前に進める一歩であることを強く認識する
スタートアップで働く僕が仕事で心がけている7つのことで書いた
あらゆる仕事は、ひとつひとつの”タスク”の積み重ねである、ということを概念として理解することはとても大事だと思います。この概念を持たず、漠然としたイメージのまま仕事に取り組むと、仕事の中でなにを優先するべきか、仕事を進めていく上で気をつけるべきポイントは何なのか、なにをもって仕事が完了になるのか、といったことが曖昧になったまま進んでしまうので、自分がやるべきことが分からなくなり迷子になってしまいます。
(中略)
ボールを持っているのが自分だとしたら、次に何をすると仕事が前に進むかを考えて、自分の手元に持っているボールをドリブル(自分で作業)して前に進めていったり、時には上司やチームメイトにパス(連絡や相談)をして、ボールをゴールまで進めていきます。ミスなく素早くドリブルし、パスが必要な場面では、適切な相手にタイミングよくパスが出せると理想的です。
39. タスク管理はメールとカレンダーだけに集約する
メールとカレンダーは仕事をする上で、必ず使用するアプリケーションです。冒頭でも書いたように、タスク管理アプリケーションはたくさんありますが、タスク管理をツールや紙に分散したりすると、
40. 自分のタスクに関わるものにスターをつける
これが今回の記事の肝です。
41. メールの未読は迷惑メール、下書きも含めて0件にする
タスクを進めるときは、迷惑メールも含めて未読を0件にしてから、取り掛かるようにします。 過去のメールの未読が大量に残っているなら、思い切ってすべて既読にしてしまいましょう。もう読まないのに、メールの未読数がずっと残っていたら、 そもそも未読数が表示されている意味がないので、いちど整理してしまうのが吉です。
42. 抱えるタスクは30件まで
スター一覧は30件を超えないようにタスク量を調整しましょう。 スター一覧が溜まりすぎていたら、キャパシティオーバーのサイン。スケジュールやタスク分量を見直しましょう。30件の数字は人によって上下させても良いですが、この数はできるだけ少なくキープしておくと、差し込みでタスクが発生した時でも、余裕をもって仕事ができるようになります。
43. メーラーに住み込むイメージで
パソコンを開いている時のホーム画面はGmailで、メーラーの中に住むような感じで仕事に取り組みます。届いたメールはテンポよくシューティングゲームの要領でポンポン
44. 一日の終わりに送信済メールに目を通す
一日のメール送信の履歴を見直すと、自分がやるべき
45. is:unreadの活用
Gmailには未読のメールがあるのに、
46. 3分以内に返信できるメールはすぐに返信する
相手の作業を止めないためにも、返信が必要なメールは優先的に打ち返したいメールの1つです。相手からすると、そのメールの返信次第で、
47. 日時調整メールは、カレンダーからコピー&ペーストで行う
メールでの日程調整はミスが出やすいシーンのひとつです。日にち/曜日/時間を手動で書き、日にちや曜日を間違えてしまうことによる、「曜日は正しいですか?」なんていうやりとり、よく見かけますよね。結果、無駄なメールのやりとりが何往復も発生して、時間をロスしがちです。 おすすめは、先にGoogleカレンダーに日時を記入しておき、
48. 口頭で伝えられたタスクは自分宛にメールして、スターをつけてタスク化する
人間の記憶とはとても曖昧で忘れやすいものなので、自分の記憶力を信じない、
また、
49. 未来のタスクはカレンダーに記入してスターを外す
タスク管理はGmailとGoogleカレンダーの2つを使います。Googleカレンダーは作業する日時が決まっているものを記入していきます。カレンダーには打ち合わせを入れることが多いと思いますが、あわせてタスクも記入していきます。例えば、
スターになっていたタスクは、カレンダーに設定したらスターから外し、
50. 打ち合わせの候補日はかならず複数予定を仮でいれておく
ダブルブッキング対策として、まだ仮の予定であっても、
以上、長くなりましたが、参考になれば幸いです。
メールはサッカーで例えればパスにあたる、
Tokyo Otaku Modeでは、ビジネスの基本技術を身につけて、将来大きなゴールを決めたいという情熱を持った学生インターンを募集しています。もし僕やTokyo Otaku Modeに興味があったら、一度お話ししませんか?お気軽に h_ataka[a]tokyootakumode.com までプロフィールを送ってください。